そしてSeesaaも一気に仕様変更された模様・・・あぁ浦島。
さて。
パリから大西洋方面へ向かうTGVの線路は、パリを抜けてすぐトンネルに入ります。
ヴァンヴあたりでちょこっと出るのを除き、ずっと地下。
ペリフェリック(環状道路)を抜けたあたりからパリ南部のマッシーというところまで15kmくらいですかね、
このTGVの線路の上は緑で覆われ、Coulée verte(クレ・ヴェルト)と呼ばれる
ひたすら長い公園というか遊歩道というかそういうものになっているわけです。
でまぁ引っ越したところがパリ南部だったもので、
ちょっと散歩でもしてみようということで、終着地点ヴァンヴまで歩いてみたわけです。
黄葉など眺めながら歩いて歩いて歩いて歩いて。
夕方4時近くになってやっとヴァンヴに到着。
蚤の市は午前中だけってことは知ってました。
蚤の市のあとは衣類などを扱うマルシェ状態になることも知ってました。
いつも蚤の市を見て帰って昼ごはん・・・というコースで
その後のことは車で通った時に見かけた程度だったのです。
そして今回、午後(というより夕方)のヴァンヴに初めて近寄ってみたわけですが・・・
雰囲気は、一言で言えば、アラブ諸国のスーク。
出店している人はほぼアラブ系、
客もほぼアラブ系、
聞こえてくるのはアラビア語と、アラビア語なまりのフランス語。
売ってるものもダマスクスのスークで見かけたようなドレス、
他にもタイツとかTシャツとか普通のマルシェで売ってる系の服もあったのですが、
展示の仕方がやっぱりアラブ、
そして激安。
極めつけは、どこからともなく聞こえてくるコーラン・・・・(汗)
「どっかで聞いたことあるこのメロディー・・・」と思って見てみたら、
イスラム教関係書籍を売るブース(?)から流れてました。
数年前に旅行したアラブ諸国を思い出してしんみりしそうになるのも束の間、
あまりの人の多さに押して押されて流されて・・・
どうにもこうにも、まともに歩くことさえ覚束ないこの大繁盛ぶり。
単なる通行人のつもりだった夫と私、
早々に反対側の通りに出てそのばを離れましたとさ。