今年は5月8日と4月頃から告知してあり、昨日は朝から張り切って行ってきました。
今回は例年に比べて専門業者が少ないようで、
一般家庭の日用品が多かったような印象。
けっこうな人出で、しかもスーツケースや自転車まで転がす人までいて、
真ん中周辺は押し合いへし合い状態(汗)、
そんななかで見つけたのが、キーホルダー専門店(?)。
ブルボンキーホルダー、オッジスはじめ、いろんなキーホルダーが盛りだくさん。
山の中から宝探し、全部欲しいけどそうも行かないのが悲しいところ、
とりあえず2つ同じメーカーでバージョンの違うものを見つけてしまい、
手にとって悩むこと数分。もっとかも??
そんな私を見て、ブースのおじさんが笑いながら話しかけてきました。
こっちもぜひ見て欲しいと言うので、きれいにファイリングされた彼のコレクションへ移動。
そこには、今まで見たこともないようなキーホルダーがたっくさん!
私がキーホルダーが好きで、集めてるんだというとおじさんは大喜びで、
店に出していなかったファイルまで全部引っ張り出してその全ての解説をしてくれました。
このおじさんは、キーホルダーが好きで好きでたまらず
ここにあるのは数年かけて集めたコレクション。
一つ一つの作られた年代や、どうやって市場に出回ったのか、
その企業が今はどうなっているのか、
どれが手に入りやすくてどれが難しいのか、どれが日本人に人気があるかなどなど熱く語り、
うちいくつかは、あの有名な Madame Chappuy でも持っていないという自慢のものもあり、
時々「私もこれ持ってる!」などと言おうものならさらにヒートアップ、
満面の笑みで抱擁せんばかり。
ストックの商品まで解説しただけでは飽き足らず、
今日この Vide de Grenier で見つけたんだというキーホルダーいくつかまで
ポケットからじゃらりと出して見せてくれました。
おじさんのこの日の戦利品の一つが、Kodak の Visiomatic(ヴィジオマティック)。
何度もくるくる回して眺めて満足げ。
私もこのタイプの一つ持ってると言うと、
「お主、なかなかやるなー」とさらに喜ぶおじさん。
「へへへ」と妙に自慢げな私。
なんだろう、性別も年齢も国籍も超えたこの連帯感・・・
最高に楽しいひと時でした。
結局、最初に悩んだキーホルダーは二つとも買います、というと
解説中、おじさんになかなか見つからないとこぼしたキーホルダー、
(夫が乗ってる)車の形をしたものをいつも探しているけれど一度も見たことがなかったのに、
「ほら、これがそうだよ、ちょっとタイプが違うけど」
と、がらくたチックな山の中からひょいと出てきたそれは正に宝物、モントレゾー!!!
しかもブルボン!!
即、「買います!これください!!」と飛びつくと
おじさんなんと、cadeau(プレゼント)ですって・・・!!!
今度は私がおじさんに抱きつかんばかり。
瞬く間に時間は過ぎ、ぜひまた会いたいと思ったものの、
店や決まった場所があるわけではないとのこと。
残念だけど「また今度、いつかね!」とお別れ。
しばらく日本にいたためか、久しくなかったこんな交流、
何とも密度の濃い日曜日なのでした。