パリのアンティーク街

新年明けました。
おめでたいことです。

フランスには日本のお正月のようなものは特になく、
１月１日の午前０時に「Bonne anée!!（ボナネ！明けましておめでとう）」
と言って終わってしまいます。。

そのかわり、にはならないと思うのですが
クリスマスの飾りつけ・イルミネーションは年が明けたいまでも健在です。。

なんて言い訳しながら
ひとりでクリスマスを続けていてもしょうがないので
アンティーク探しでもしてみることにします。


やってきたのは、パリ７区。

オルセー美術館の近く、テュイルリー公園からルーブル美術館あたりの
セーヌ川をはさんだ向かい側は、アンティークショップの街になっています。



この道の先、木が見えるところがテュイルリー公園、
その手前がセーヌ川です。

道行く車もなんだか高級感あふれてますが（汗）
このエリアのアンティークショップもまた然り。

私なんかには敷居の高い店ばかりです（涙）






外からこそっと隠し撮りしたので少々見づらいですが・・・




背景が映りこんで見づらいんですが・・・




いつかはこの辺りの店にひょこっと入って、常連になって、
「ボンジュールマダム！つい最近、いいの入ったよ！」

なーんて言われてみたいものです・・・

（「最近いいの入った」って
八百屋か魚屋みたいな言葉しか出てこない自分が悲しい…）

おもしろ地図

散歩中、ちょっと変わった地図を見つけました。
しかも、ごく普通の美容室のガラス窓に・・・





そう、日本の地図です。
おそらく昔、フランスの学校で教材として使われていたもの。
（時々、古本市とか蚤の市で売ってるのを見かけます。）

でも、ようく見ると・・・




九州は「KIOU SIU」、富士山は「Fouzi-Yama」、ここまではまだ普通。
なぜか「Bandai-san（磐梯山）」とか書いてありますが、これでもまだうなずける。

そして、問題の「HONDO」「YESO」って・・・
わかりますけどね、意味は。
「本土（＝本州）」「蝦夷（北海道）」ってことくらい、私にだってわかります。

でも、それにしても、本土とは。
戦時中の本土決戦とかそうゆう言葉を連想してしまいます；

それに YESO も。
確かにフランス語だと母音にはさまれた S の音はにごるのでエゾと読めますけど。
昔はィエゾといった風に発音していたんでしょうか。

民俗学者ではないのでわかりませんけど。
柳田國男先生に聞いてみましょう。。。


地図に年代も何も書いてなかったので、はっきりとした年はわかりませんが、

ウィキペディアで調べてみたら、蝦夷の呼称が北海道と改められたのは、明治時代。

ということは、この地図ができたのは明治以前ってことになりますね。


ちょっと本気で欲しくなってしまいました＾＾；
ついでに後ろにあるイギリスとか、他の地図も見てみたい♪

トロカント（TROCANTE）

トゥールに行ったついでに毎回立ち寄るのが、ここトロカント。



「トロカント」なんて言葉は辞書にないので、
TROC（トロック；物々交換）とBROCANTE（ブロカント；古物商・古道具屋）
を組み合わせた造語なんだろうと思います。

古品の買い取り・販売・あとは廃品回収（？）も行っているのです。
（さすがにいまどき物々交換はしないらしい）


さて、ここに何があるかといえば、
食べ物と洋服以外、なんでもあります。

ざっとあげてみると、
家具・電化製品・インテリア小物・各種雑貨・食器・子供のおもちゃ・オーディオ機器・ＣＤ／ＤＶＤ・本・楽器・がらくた　

などなど。

言ってしまえば、常設蚤の市に近い。


店の中は、こんな感じ。


普通の家具。

　


家具とインテリア小物。まだ割と普通。

　


冷蔵庫。新品もあるらしい。
この近くにベッド用マットレスが山積みになってました。




ここらへんから雲行きが怪しくなってきます。


おまる？いえいえ。

これは、赤ちゃんが生まれた時の入浴に使っていたんだそうです。
お湯を保温するために、フタまで付いてます。




昔は子供にかわいがられていたんでしょうね。




買う人いるのかしらん、このコーナー。。。意味が分からない。





ともあれ、しっかり探せばアンティークも見つかります。
ちょっと値打ちのある（ありそうな）ものは、ガラスケースに入っていたりもするし。

うちではよくカンペール焼の手ごろなのを見つけては
プレゼント用に買い漁ってます。

パリで買うのに比べると、値段はなんと半分以下。
何につけても、安いのです。

しかも田舎にあるだけに広いので、見ごたえは十分！

ビバ田舎ー！！